NPO法人 めぐみの里 灯り

事業計画書

  

初年度事業計画書

法人成立の日から令和7年3月31日まで

法人名:NPO法人 めぐみの里―灯り―

1.事業設立の目的

 現在、日本における自殺者は年間2万人います。つまり、1日当たり55人が自ら「いのち」を絶っています。私たちは、自死が本人の選択に見えているだけで、実際は社会が追い込んだ側面を持っていることを認識するべきだと思います。若い世代の「死因トップは自殺」であり、2022年における小学生、中学生、高校生の自殺者数は514人でした。

 また、児童虐待では、児童相談所における相談対応件数が20万5029件もあり、そのうち年間50人もの幼い命が失われています。

 このような社会問題に対して、当法人は、虐待、いじめ、自殺、命を脅かされている子どもたち、ヤングケアラー、不遇の生活環境にいる子どもたちのSOSに365日24時間対応します。緊急性がある場合には、地域や時間帯に関係なく一時保護に向かいます。また、公共機関、団体、民間企業と連携した「命を守る対策支援ネットワーク」を構築し、警察、児童相談所、救急病院からの要請も受け入れます。

 子どもたちからのSOSは、24時間いつかかってくるか分かりません。子どもたちが支援団体の体制(曜日、時間帯等)に合わせて相談しているのが現状です。子どもたちが支援団体の体制に合わせるのではなく、支援団体が子どもたちに合わせる仕組みにしたいと考えています。子どもたちのそばに、素早く寄り添えることを目的とした団体を目指します。

2.事業実施の方針

 初年度は、当法人の知名度を上げる目標も含めて、「虐待、いじめ、自殺防止対策支援」に関する広報事業に重点を置く。「虐待、いじめ、自殺防止対策支援」の大切さが認知され、当法人の知名度も上がれば、結果的に公共機関、民間企業、市民等から賛同を得ることができ、次年度以降の永続的な活動が可能となるためである。具体的には、毎月広報誌を発行し、随時ホームページを更新していく。

 「虐待、いじめ、自殺防止対策支援」に関するセミナー事業は、当面は月一回を目標にし、山口市内の各町村で開催していく。

 その他の事業として、スタッフ、会員から提供された不要物品、農作物等についてネット販売や、セミナー実施の際に直販する。

3.事業実施に関する事項

 ⑴特定非営利活動に係る事業

定款の 事業名事業内容実施 予定 日時実施 予定 場所従事 者の 予定 人数受益対象者の範囲及び予定人数支出見 込額 (千円)
①虐待、いじめ、自殺防止対策支援に関する広報事業ホームページにより、虐待、いじめ、自殺防止対策支援の情報発信随時HP上    2人  この事業に関心のある一般市民   1万人/月400円  
②虐待、いじめ、自殺防止対策支援に関するセミナー事業自死家族の会へのセミナ―・講演隔月公共施設・学校等    2人  自死家族の会の方   10人/1回206.25円  
虐待、いじめ、自殺防止対策支援に関するセミナー・講演の実施毎月一回山口市内の 地域公共施設等    2人  この事業に関心のある学校・自治体 15人/1回206.25円

 ⑵その他の事業

定款の 事業名事業内容実施 予定 日時実施 予定 場所従事 者の 予定 人数受益対象者の範囲及び予定人数支出見 込額 (千円)
①不要物品・農産物等のバザー事業スタッフ・会員から提供された不要物品・農作物等の販売通年県内の公共施設等8人この事業に関心のある一般市民 50人20円

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