めぐみの里 灯りでは、あたたかなイラストとやさしい言葉で、
心に寄り添う絵本をつくっています。
小さな光でも、きっと心を照らす光になると信じています。
絵本タイトル名
「また明日ね」の意味

「また明日ね」
~言葉が持つ優しさで救われる命~
日本語はとてもきれいです。
言葉によって救われる心の命
未来への希望を与える希望の命
「また明日ね」
日常の別れの表現でもあり
未来への希望を感じさせる
言葉でもあります。
「また明日ね~」一歩 そして愛~
猫の視点から描く、いじめと再生の物語
私には、小さな約束。「また明日ね」って言える明日がある。それが、未来の希望なの。
あらすじ
小さな温泉町の片隅、路地裏に生きる一匹の三毛猫、ミャアー。
これは、路地裏という小さな世界で、いじめの影に怯えながらも、光を見つける一匹の猫の物語である。
主人公のミャアーは、空腹を満たそうとしたさなか、心身に深い傷を負う。傷つき、すべてを拒絶しようとしたミャアーの人生を変えたのは、一人の人間、お姉さんとの無償の愛、そして、過酷な現実を生き抜く知恵と温かさを持つ、バァバ猫と仲間たちとの出会いだった。
この出会いが、ミャアーに、「生きる力」と「居場所」を与える。
愛を知り、仲間を得たミャアーは、過去の経験を乗り越え、やがて路地裏で生きる猫たちの問題を、共感と知恵をもって解決していく。
いじめの傷を抱きながらも、愛と連帯の力で周囲を照らすミャアーの成長と活躍は、絶望的な状況からの再生、そして真の優しさの形を示すことになる。
第一章 毎日の僕
僕の名前は、ミャアー。
小さな温泉町の路地裏で生まれた。
ここが僕の世界のすべて。
路地裏は、アスファルトと湿った土の匂いが混ざり合い、いつも冷たい影を落としている。
この路地裏には、猫がたくさんいるんだ。勇気を出して、楽しそうに戯れ合っている猫の輪に入ろうとしても、必ず空気が凍りつく。僕がそばに行くと、会話は一瞬で止まり、視線だけが、僕の体を値踏みするように這う。無視されるのは、本当に辛い。
けれど、僕には僕だけの居場所がある。潰れかけの小さな段ボール。大きな箱よりギュッと丸くなれる、この狭い場所が好きなんだ。この箱の中で、息を潜めている方が楽。
時々、他の猫たちに見つかって、追いだされることもあるけれど、それでも僕はまた、ここに帰ってくる。これが、生きることに希望を失った、「僕」の毎日だ。
「また明日ね」主題曲
(作曲者 荒瀬美保)
「また明日ね」挿入曲
(作曲者 荒瀬美保)
「また明日ね」
絵本制作風景&ギャラリー

尾崎眞吾先生による 絵本制作








